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警備員になるには

警備会社に入社する

警備の仕事を始めるには、まず警備会社に入社することが第一歩です。正社員としての応募はもちろん、アルバイトやパートでのスタートも可能です。自分のライフスタイルに合わせた働き方を選んでみましょう。

 

たとえば、「平日は別の仕事があるけど、週末だけ働きたい」という方は、土日限定のイベント警備で働いて経験を積むこともできますし、「将来的に正社員を目指したい」という方は、まずアルバイトで始めて、現場経験を重ねてから正社員にというケースも多くあります。

 

また、警備会社によって取り扱っている業務が異なる場合があります。

ある会社は商業施設の巡回警備に強みがあり、また別の会社は建設現場や道路工事の交通誘導を多く扱っているといった違いがあります。事前に会社のホームページや求人情報をよく調べて、自分のやりたい仕事や興味のある業務内容を確認しておくと安心です。

 

警備の仕事に就くには、警備業法に基づいて18歳以上であることが条件です。上限年齢はなく、体力とやる気があれば40代・50代から警備員を始める人も珍しくありません。実際に、前職を定年退職してから警備の仕事を始め、今では現場を任されている60代の方もいます。

また、入社時には経歴や身元の確認があります。履歴書や本人確認書類、前職の退職証明書など、必要な書類を事前に準備しておくとスムーズです。

 

警備の仕事は、年齢や経験に関係なく、誰でもチャレンジできる職業です。一歩踏み出せば、新しいキャリアの可能性が広がります。まずは自分に合った会社を見つけて、第一歩を踏み出してみましょう。

新任教育を受講する

新任教育は、現場に出る前に必要な知識や心構えを身につける大切なステップです。


基本教育とは?
すべての警備員に共通して必要となる知識を学ぶものです。

◆警備業法などの法律
「不審者に職務質問ができるのは警察官だけ。警備員は“お願い”しかできない」という基本的なルールを学びます。
◆応急救護(けが人や急病人の手当て)
現場でお客様が倒れたとき、AEDの使い方や心臓マッサージのやり方を知っていれば、命を救えることもあります。
◆接遇マナー
商業施設での巡回中、お客様に「お手洗いはどこですか?」と尋ねられたとき、丁寧に案内できる対応力が求められます。


業務別教育とは?

次に受けるのが業務別教育です。これは、あなたが配属される予定の現場の業務内容に合わせた専門的な教育です。

◆交通誘導警備
道路交通法の基本を学び、車両の誘導時にはどんな手信号を使うのか、工事現場での安全確保の方法などを学びます。
例えば、片側交互通行の現場では、互いの警備員と無線や合図で連携を取りながら、安全に車両を通す技術が必要です。

◆施設警備
防犯カメラの監視方法や、夜間の巡回チェックポイントの確認方法など、施設ごとのルールを学びます。
例えば、大型ショッピングモールでは「営業時間中はお客様の安全を第一に」「閉店後は施錠確認と侵入者チェック」というように、時間帯によって業務内容が変わります。

新任教育をしっかり受けることで、現場に出たときに自信を持って行動できるようになります。最初は覚えることが多く大変かもしれませんが、ひとつずつ確実に身につけて、一緒にプロの警備員を目指しましょう。

新人警備員として業務に携わる

ひと通り新任教育が終わると、いよいよ現場に出て実際の警備業務に携わることになります。最初は先輩警備員と一緒に行動しながら、業務の流れや現場の雰囲気を体で覚えていきます。
 

たとえば、建設現場での交通誘導に配属された場合は、工事車両と一般車両、そして歩行者の安全を守るために、手信号や無線を使って状況をコントロールしていきます。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、現場での経験を重ねることで自信がついていきます。
 

また、将来的に施設警備やイベント警備に携わりたいと思っている場合は、それに必要な知識やスキルを意識的に身につけていくことが大切です。たとえば、商業施設での警備を目指すなら、防犯カメラの扱いや巡回チェックの手順など、施設特有の業務を経験する機会を増やすと良いでしょう。
 

さらに、現場での経験を積むと、「警備員指導教育責任者」「交通誘導警備2級」などの資格取得にもチャレンジできるようになります。資格を取ることで、より専門的な業務に就けるようになり、キャリアアップの道も広がります。
 

どんな警備業務に携わりたいかは人それぞれですが、その目標に向かって一歩一歩経験を積みながら、自分の得意分野を伸ばしていくことが大切です。

キャリアアップ

現場での経験を積んでいく中で、「もっと責任ある立場で働きたい」「警備のプロとしてキャリアアップしたい」と感じるようになるかもしれません。そんなときに役立つのが、各種の警備関連資格の取得です。
 

たとえば、配属された警備業務に応じて、
「交通誘導警備業務検定2級」「施設警備業務検定2級」などの「警備員検定」を取得することで、班長やリーダーといった役職に就くチャンスが広がります。
実際に、交通誘導の現場で2年間経験を積み、「交通誘導警備2級」を取得した先輩は、現在、複数の警備員をまとめる現場責任者として活躍しています。
 

さらにステップアップを目指す場合には、
「警備員指導教育責任者」の資格取得があります。
この資格を持っていれば、新人警備員に対する教育や指導を行う立場になることができ、会社の中でも重要な役割を担う存在となります。

 

加えて、より広い視点で警備全体を設計・管理したいという場合には、
「セキュリティー・プランナー」「セキュリティ・コンサルタント」といった資格を取得し、警備計画の立案や顧客への提案を行うマネジメント職や本部スタッフへの道もあります。

たとえば、大型イベントの警備計画を作成し、数十人の警備員を配置・指導するという仕事も、その一つです。現場経験を積んだ上で、こうした役割に就くことで、より大きな影響力を持った警備のプロフェッショナルへと成長していけます。
 

あなたの目指す将来像に向けて、今から少しずつ準備を始めていきましょう。会社も全力であなたの成長をサポートしていきます。

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